HOME > What’s New > 2019年 > 2019年12月09日

【映画】【12/27公開】冴えないメタルバンドの運命は?『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』(12/27公開)




2019年を笑って締めくくりたい皆様、そして、2020年の新しい年を笑って迎えたい皆様に。おすすめのフィンランド映画がやってきました。その名も『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』。

メタル……?ムーミンとか、サンタクロースとか、サウナとか、自然と共存・共鳴したフィンランド・デザインならわかるけれど、メタルとフィンランドって結びつかない……と思っている北欧ファンの皆様、フィンランドはなんとメタル王国なんです。

聞くところによると、フィンランドには、人口10万人あたり53.2のメタルバンドが存在。人口比率でいくと、世界で最も多くのメタルバンドがいる超メタル大国なのです。総人口が約550万人なので、単純に計算すると、フィンランドには約3000ものメタルバンドがいることに!

というわけで、メタルバンドが身近な存在のフィンランドから、“世界中の映画祭を大号泣と大爆笑で席巻した”という映画『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』が12月27日に公開されます。



物語はフィンランド北部ののどかな田舎村。主人公のトゥロがボーカルを務める4人組メタルバンドは、結成から12年間、オリジナル曲を作ったことがない上に一度も人前でパフォーマンスを披露したことがない冴えないコピーバンド。ある日、オリジナル曲を作ろうということで、メンバーの試行錯誤の末に名曲が誕生。

ノルウェーの巨大メタルフェスの主催者と接触する機会があり、バンド名を考え、アーティスト写真も撮影。村をあげて盛り上がりますが、ノルウェーのフェス参戦に至らず……。このまま負け犬で終わってしまうのか、それとも再び立ち上がり、巨大フェスのあるノルウェー・フィヨルドを目指すのか……!?



見どころ① 個性あふれる愛すべきキャラクターたち

腰にカセットテープのウォークマン(!)をセットし、のどかな村の風景を横目に、自転車で仕事先へ出かける主人公のトゥロ。ヘッドフォンから流れるのはヘヴィ・メタル音楽。少しのシーンだけで、色んなコントラストが楽しめて冒頭からクスクスしてしまいます。

オリジナル曲を考えるときも、バンド名「インペイルド・レクタム」(直訳:直腸陥没)を考えるときも、仕事をやっているときも、ただただ音楽が好きなんだけれども、人を想う気持ちを随所に感じる、とても親切であたたかい4人。介護施設や図書館など、仕事場とのギャップもユニーク。4者4様のキャラクターが際立っていて、愛おしく感じます。

見どころ② 単純に笑える映画を届けたいという監督の想い
本作は、ユッカ・ヴィドゥグレン監督とユーソ・ラーティオ監督の2人による初の長編作品。この映画を撮りたいと思った理由は2つあり、一つ目は本作に出てくるようなバンドマンたちも語られるべきだと思ったから。金持ちや有名人になる見込みも女性にもモテない冴えないバンドマンかもしれないけれど、ブレずに音楽を愛する気持ちだけで奏でることができる。二つ目は、フィンランドには笑える映画がほとんどないから。お腹を抱えて思いきり笑える、単純な笑いを届けたかったそうです。

「フィンランドの人々も笑いを求めています」とラーティオ監督。確かに、北欧映画も全体的にそうですが、どちらかというと、奥深く考えさせられるもの、人間の闇を浮き彫りにしたもの、社会問題をあぶり出したりなどが印象的で、ゲラゲラと笑える北欧・フィンランド映画はなかなかお目見えしません。

見どころ➂ 主人公は『アンノウン・ソルジャー』出演俳優
キャストは、特にフィンランドのテレビシリーズで活躍する俳優が多いのですが、主人公のヨハンネス・ホロパイネンは、『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』(2017年/日本2019年公開)で、婚約者とヘルシンキで式を挙げ、すぐに戦場に戻る若き小隊長を好演。祖国のために戦う兵士とメタルバンドのボーカル。見た目も役柄も全く異なるこのギャップにも注目です。



見どころ④ フィンランドとノルウェーの攻防
ノルウェーを目指す4人のバンドマン。ノルウェーは果たして敵なのか、味方なのか!?ノルウェーとの絡み、やり取りは北欧ファン必見です。

見どころ⑤ 音楽はストラトヴァリウスのラウリ・ポラー
劇中の音楽も注目ポイント!フィンランドを代表する北欧メタルバンド、ストラトヴァリウスのベースを担当するラウリ・ポラー。母方の曽祖父はクラシック音楽家のジャン・シベリウス。シベリウスの時代から4代続く音楽一家で、幼い頃から音楽教育を受けて育ったミュージシャンです。





昨年のフィンランド映画祭で上映され大好評。フィンランド関係者からも「面白い!」と大絶賛。フィンランド人がいつも心穏やかにいられるのは、もしかしたら、ヘヴィメタルでシャウトして心の膿を出しているから……?

『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』は、12月27日(金)よりシネマート新宿&心斎橋ほかにて公開!



ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!
プロデューサー:カイ・ヌールドベリ、カールレ・アホ
監督:ユーソ・ラーティオ、ユッカ・ヴィドゥグレン
脚本:ユーソ・ラーティオ、ユッカ・ヴィドゥグレン、アレクシ・プラネン、ヤリ・ランタラ
主演:ヨハンネス・ホロパイネン、ミンカ・クーストネン、ヴィッレ・ティーホネン、マックス・オヴァスカ、マッティ・シュルヤ、ルーン・タムティほか
原題:Hevi reissu / Heavy Trip
提供:キングレコード+スペースシャワーネットワーク 配給:SPACE SHOWER FILMS
2018年/フィンランド・ノルウェー/言語:フィンランド語、ノルウェー語、英/92分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/DCP/R15+
http://www.heavy-trip-movie.com
▼予告トレーラーhttps://youtu.be/G77WGkHHmeQ
©Making Movies, Filmcamp, Umedia, Mu tant Koala Pictures 2018

12月27日(金)よりシネマート新宿&心斎橋ほかにてロードショー



(2019年12月10日更新)
このページの先頭へ