2021/11/02 今日は「スウェーデン・フィンランド・デンマーク・ノルウェー」よりこんなニュースが届きました!

10月31日で今年のサマータイムは終了!2021年廃止の件はどうなった?


Photo by Tom Swinnen / Pexels

3月末から開始したサマータイム(夏時間/Daylight Saving Time〔DST〕)が、10月の最終日曜(31日)で終了。スウェーデン、デンマーク、ノルウェーは午前3時に、フィンランドは午前4時に、それぞれ時計を1時間戻し、冬時間に移行した。

1976年以来、EUで実施されているサマータイムは、北欧諸国では、アイスランド以外4カ国が導入している。明るい時間を有効活用すること、灯りの節約、経済の活性化、交通事故や犯罪発生率を抑えるといったことが目的である。

しかし、欧州議会は、EUのサマータイムを完全に廃止する案を2018年に起草。この2018年に発行された法案には、2021年がサマータイムを導入する最後の年になることが提案されていた。というのも、時間の変更により、睡眠障害を引き起こすなど、メリットよりもストレスに感じることが多いと、ヨーロッパ諸国からは、サマータイム廃止の声が上がっていた。

しかし、新型コロナウイルスの大流行により、欧州理事会では、このことに関する交渉が始まっておらず、サマータイム廃止後、夏時間で行くのか、それとも冬時間で行くのかといった詳しい話が出来ていないという。そのため、2021年、または近いうちに法律が適用される可能性は、ほぼないのではないかといわれている。

そういったことから、現時点では、来年3月27日から始まるサマータイムもまた、通年どおり適用される可能性が高い。

多くのヨーロッパ諸国ではサマータイムを導入しているが、ロシアやベラルーシ、北欧では、アイスランドはサマータイムを導入しておらず、日本と同様、時間は変わらない。


北欧ニュース編集員


2021年でサマータイム廃止の話題が出ていたため、北欧区でも情報を追いかけていたのですが、コロナの影響で話し合いが先延ばしになっているようです。冬時間なのか、夏時間なのかを統一しないと、タイムゾーンがいくつか異なるヨーロッパ国内で混乱を引き起こし、ビジネスにも影響を及ぼすことになります。どちらになるのか、いつ変わるのか、しばらくの間、モヤモヤしちゃいそうですね。

このページの先頭へ