2019/12/03 今日は「スウェーデン・フィンランド」よりこんなニュースが届きました!

12月13日は聖ルチア祭!2019年のフィンランド・ルチアに選ばれたのは?


(Photo) Helsinki Marketing / Jussi Hellsten

毎年10月から11月末まで、フィンランド国内で話題に挙がるのが、フィンランド・ルチア。スウェーデン語系フィンランド人の社会福祉団体Folkhalsanが開催する「ルチアコンテスト」では、10代後半から20代前半の10名の女性候補者が発表され、その中から投票で今年の“ルチア”が1名決定される。

ルチアは、冬の暗闇の中で、すべての人々に光と喜びを運ぶ象徴として、恵まれない環境で過ごしている人々を支援するために募金活動をしたり、病院や高齢者施設を訪問する。

今年のルチアに選ばれたのは、フィンランド西部のコッコラから車で約30から40分南にある町、エッセ出身のSara Rayさん。生物学の研究をスタートしたばかりという学生で、歌うことやスポーツ、自然の中で佇むことが好きだという。

12月13日にヘルシンキ大聖堂で行われるフィンランド・ルチアの戴冠式では、タルヤ・ハロネン前大統領が出席することが決定。小さい頃に学校で学んだ大統領がハロネン前大統領だったことから、特別な気持ちがあるとSaraさん。

ルチアは2014年から2019年にかけて、日常生活が困難な子供を持つ家族を支援したり、12月と1月にはルシアと合唱団で、病院や高齢者施設など、およそ100もの施設を訪問している。2018年は、前年を上回る19万3千ユーロが集まり、記録的な数字を達成したという。今シーズンの募金活動は、2020年1月31日まで実施予定。

12月15日には、収益がルチア募金となる「ルチアマーケット(会場:バイオレックス)」や、ルチアと合唱団が参加するルチア関連イベントも開催される。

▼フィンランド・ルチア戴冠式
開催日:2019年12月13日(金)17時~
会場:ヘルシンキ大聖堂 ※一般開放イベント、入場無料
※パレードは18時頃から元老院広場よりスタート
https://www.myhelsinki.fi/en/see-and-do/events/lucia-parade-2019

▼今年のルチアに選ばれたSara Rayさん
https://www.folkhalsan.fi/


北欧ニュース編集員


12月13日は毎年恒例の伝統行事「聖ルチア祭」が行われます。ヘルシンキ大聖堂での戴冠式をはじめ、フィンランド・ルチア関連のイベントが、毎年クリスマス前の大きな行事となっていますよね。
寒い時期ですが、ちょうど旅行で訪れている方はぜひ暖かくして、今年のルチアを見に、ヘルシンキ大聖堂での戴冠式やパレード、イベントをチェックしてみてはいかがでしょう。

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