2018/03/20 今日は「デンマーク」よりこんなニュースが届きました!

今年2月、レストラン「Noma」が新天地にて再オープン




レネ・レゼピ シェフ




photo by Jason Loucas

世界のベストレストランに輝き、常にフレッシュな話題を提供するレネ・レゼピ シェフ率いるデンマークのレストラン「Noma」。2016年にアナウンスした閉店以降、日本やオーストラリア、メキシコなどを巡り、期間限定でオープンしてきたNomaが今年ついに、コペンハーゲンに戻ってきた。

世界を舞台に活躍する建築デザイン事務所BIGの建築家、Bjarke Ingelsと約2年の年月をかけ、新しい立地に「Noma 2.0」をオープン。

新生Nomaは、3つのシーズンに分け、その時の旬の食材のみを使った料理を提供するスタイルに転換。そのため、内容は3シーズンとも劇的に変化することになる。

まずは、今が旬の北欧の海のシーフードを使ったメニューでオープニングを飾る。さらに、初夏から初秋にかけて提供する野菜のシーズンはベジタリアンやヴィーガンにぴったり。野菜はNomaの自家菜園で採れたものを使用。

初秋から1月頃までは、猟や森のシーズン。Nomaが肉を主役にして提供するのはこのシーズンのみ。
ベリーやナッツ、キノコ、ハーブといった森の恵みとともに、動物にも敬意を払いながら料理を提供するという。

旧Nomaの場所から約1.6キロメートル。徒歩でおよそ20分、自転車で5分ほどでNoma 2.0に辿り着く。
店内は40席で、水曜から土曜まで営業。ランチタイムとディナータイムが楽しめる。旧Nomaと比較すると、週5日営業だったのが4日へ変更。また、価格も2000から2250デンマーク・クローネ(一人当たり、料理のみ)へと値上がりしたことも発表。学生は学生証提示で一人当たり1000デンマーク・クローネ(ジュース又はワイン込み)の特別価格で提供されるという。8名以上16名以下で利用できる個室もある。

新しい店舗に新しい場所、新しいコンセプトでスタートしたNoma 2.0。訪れた人にしか味わえないバージョンアップしたNomaの世界。今後の動きにも目が離せない。

料理画像:
(上)
Salad with sea snail from the Faroe Islands with last year’s roses
Side serving of sea snail roe with kelp butter
(下)
Stuffed Queen clams from Northern Norway with its own roe and a blackcurrant wood fudge

Noma 2.0
Refshalevej 96, 1432
Copenhagen, Denmark

 

 


北欧ニュース編集員


今の冬場のシーズンは海鮮料理がメインのようで、画像のように貝類もふんだんに使われているようです。
シースネイルって、あの海の近くにいる尖がった殻のでっかいカタツムリですよね。南の島にいるイメージでしたが、フェロー諸島にもいるんですねー。意外な食材とお花を合わせるところがNomaらしい。

ベジタリアンやヴィーガンの方は野菜シーズン、魚介類のアレルギーのある方は海鮮シーズン以外の2つをチョイスしたりと、自分の趣向や食生活に合わせて選ぶことができますね。
値上がりしたようですが、「Nomaの強みは働いているスタッフ。さらなる質の高い料理とおもてなしを約束する」ときっぱり!一度は行ってみたい♪


※次週と次々週の北欧ニュースはお休みです。

このページの先頭へ