2017/03/14 今日は「フィンランド」よりこんなニュースが届きました!

みんなの“リビングルーム”が街中に出現?ヘルシンキ中央図書館、2018年オープン


1階ロビーイメージ


中階フロアのインテリアイメージ

独立100周年ということで、2017年は国内外でさまざまな関連行事が行われるフィンランド。

大規模なプロジェクトの一つとして注目されているのが、ヘルシンキの新たなシンボルとなることが予想される「ヘルシンキ中央図書館」の建設。昨年11月より着工、2018年12月の101回目となる独立記念日の開館を目指しているという。

読書好きで知られるフィンランド人。読書は年齢問わず、国民に親しまれており、プレゼントに本を選ぶことも多い。フィンランドの高い教育レベルの秘密は、読書や文学に親しむことで、その地位が築きあげられているともいわれ、フィンランドでは、読書は成長を促し、心を育む大切な教育の一環としてとらえられており、図書館は大きな役割を果たす。

100周年を迎え、フィンランドの新たな門出を祝うヘルシンキ中央図書館は、まるで自宅のリビングルームのような心地よい空間が広がっている。多言語揃った書籍や映画、雑誌、音楽を静かで落ち着いたスペースで自分だけの世界に浸ったり、ただリラックスするだけでもOK。

また、子供たちが本を楽しんだり、自由に動き回れるスペースは子連れ家族にとっても嬉しい。
ワーキングスペースに、音楽・映像制作のスタジオ、映画・展示設備、カフェやレストラン、ツーリスト情報だけでなく、現地の家族にも嬉しい暮らしの情報も整っているという。

国際デザインコンペで見事、ヘルシンキ中央図書館のデザインを勝ち取ったのは、ヘルシンキを拠点に活動するALA Architects社。ノルウェーやフィンランドの劇場やメトロステーション、アアルト大学本館などを手がけており、国内外で活躍している。木造で環境に配慮したヘルシンキ中央図書館は、人々のオアシスになるに違いない。

ヘルシンキ中央図書館
http://keskustakirjasto.fi/


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北欧ニュース編集員


上記の記事、『読書大好きフィンランド人!本と人を結ぶ図書館の役割や多彩なサービスとは?』で、フィンランド人の間で人気なのは、ミステリーや手芸・料理といった実用的な本や児童文学だそうです。
本だけでなく、新聞もよく読むのだそう。フィンランド人のリテラシーの高さは、活字を読むこと。
みんなが気軽に楽しめる図書館の役割もまた、大きいといえそうです。

建物の完成は2018年8月。内装などを経て、同年12月にオープニングセレモニーが行われる予定とのことです。楽しみですね!

<お知らせ>
3月21日号と28日号の北欧ニュースはお休みさせていただきます。

<招待券プレゼントのお知らせ>
4月7日(金)より、「フィンランド・デザイン展」が愛知県美術館へ巡回します。
応募方法など、詳しくは、3月13日アップのHPまたはブログ記事をチェック♪
たくさんのご応募お待ちしております!(3月21日正午〆切)

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