2008/10/07 今日は「フィンランド」よりこんなニュースが届きました!

じぶんを、たいせつな人を、守るために

ヘルシンキの学校で、ティーンたちへの大切な教育の一環として、あるものが配布されているという。

配布されているものとは「コンドーム」。学校で生徒たちに無料コンドームを渡すというものだ。
これまでも学校側は性教育を行ってきているが、さらにもっと積極的な試みが必要ということで、ヘルシンキ市社会福祉委員会が提案したのがコンドームの無料配布。

委員会満場一致承認されたコンドームの無料配布案は、試験的に2年間行うことが決定。コンドームは高等学校や専門学校、職業訓練校や大学などで入手することができるという。

また、手軽にゲットできるような場所にコンドームの無料自動配布機の設置も検討されている。おそらく学校のトイレなどになる予定とのこと。

今回のコンドームの無料配布案、実はシティカウンセラーのIlkka Taipale氏が提唱する運動が大きく関与している。コンドームが性感染症の拡散をいかに阻止できるかを調べるために、実験的に1~3年間行ってみてはというTaipale氏の提案に対して、委員会がうなずいたという形。

1980年代より現在にいたるまで、フィンランドでは思春期世代や若年世代に「性病」が蔓延しつづけ、年々悩まされている。


北欧ニュース編集員


学校でのコンドームの配布はブラジルなど他国でも行われているようですよね。
コンドームを買うお金がないため、生徒も無料配布には賛成の声が多いらしく、望まない妊娠もかなり減ったという成果が出ているそうです。
世界的に(日本もそうですが)、性感染症を阻止するためにも、効果を期待したいですね!

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