2019/08/22

【特集】定番もアニバーサリーアイテムも!最新北欧デザイン探訪!インテリア ライフスタイル(前編)

令和になっても元気な北欧デザイン!
テキスタイル、テーブルウェア、キッチン、照明などなど、
老舗ブランドからも個性あふれるカラー&デザインが登場!



7月17日から19日まで、恒例のインテリア・デザインの国際見本市「インテリア ライフスタイル」が東京ビッグサイトにて開催されました。26カ国・地域から770 社(日本609社、海外161社)が出展し、3日間で計21,597名が来場。世界各国からデザイン性の高いテーブルウェア、食品、ジュエリー、家具、環境や社会を考慮したアイテムといった、暮らしにまつわる多くのプロダクトが集結しました。

山田遊氏(method inc.)が2年連続ディレクターを担当した注目のアトリウム特別企画「The Corner Shop - How to make a market -」では、出展者の商品が購入できる特設ショップ「(CORNER SHOP) by method」が登場したり、JAPAN STYLEゾーン出展者による「実演プログラム」や、NORDIC LIFESTYLEゾーン出展者との交流の場「HYGGELIG HOURS(ヒュッグリアワー)」、インテリア・デザイン業界で活躍するゲストを迎えたトークショーイベントにも多くの来場がありました。

もちろん、北欧デザインも元気。NORDIC LIFESTYLEゾーンを中心に、前編ではフィンランドとデンマークブランドの新アイテムを中心にお届け。後編では、デンマークブランドの最新アイテムのほか、デンマークのデザイナーと日本のメーカーの絆が生んだプロダクトの素敵な物語や、発足したばかりのデンマーク×日本の最新ブランドを紹介します。







■フィンレイソン(フィンランド)
フィンランドの老舗テキスタイルメーカー、フィンレイソンは、来年2020年で創業200周年を迎えます。それを記念して、1万点を超えるアーカイブの中から厳選された計4パターンの柄(ANNUKKA/1976、SENNI/1972、SYLVI/1973、CUMULUS/1977)を使った200周年記念アイテムを展開する予定。1970年代のフィンレイソンのデザインの復刻となります。人気のゾウ柄「ELEFANTTI(エレファンティ)」は、今年で50周年を迎えました。フィンレイソンのアニバーサリーアイテムに注目です。
http://www.finlayson.jp/





■ピサ・デザイン サステイナブル・テキスタイル(フィンランド)

日本・フィンランド外交関係樹立100周年ということで、フィンランド・パビリオンも登場。「ピサ・デザイン」は、フィンランド西部にあるカラヨキを拠点に、デザイナーのSatu Someroさんが2003年に立ち上げたブランド。質の高いリネンやリサイクル素材を使ったホームテキスタイルを作っています。Satuさんが全てのプロダクトのデザインを手がけており、フィンランドの伝統的なスタイルを現代的に表現。フィンランドやバルト三国で製造されています。
http://pisadesign.fi/





■ムーミン(フィンランド)

毎回人気の巨大ムーミンブース。雨をモチーフにしたディスプレイで来場者をお出迎え。中は大混雑でした(最新アイテムはまだ撮影NGのものもありました)。雑貨、ステーショナリー、フード、照明、器、ファブリック類、時計、ファッション、ベビーグッズ、収納ボックス、バッグ・財布類、壁紙など、朝から晩まで、暮らしのあらゆるシーンで登場するインテリアや雑貨がずらり。お弁当グッズも種類が豊富だった印象。シックでクールなデザインに、柔らかなパステルカラーを使った色あいのアイテムなどで、来場者を魅了。個人的にキュート!と思ったのが、画像の絵本型のショルダーバッグ(発売中)。1952年に出版されたムーミンシリーズ初の絵本『それからどうなるの?』がモチーフとなったもので、手に取っているバイヤーさんも多く見られました。
https://www.moomin.com/





■ケーラー(デンマーク)
今年で180周年を迎えたケーラー。デンマークの家庭で愛され続けるインテリア雑貨やテーブルウェアの定番ブランドです。ケーラーのアイコンであるポップなボーダーが特徴的な「OMAGGIO(オマジオ)」からは、深みのあるレッドをあしらった「スカーレット」が新色として登場。また、プリーツのような上品で愛らしいデザインの「HAMMERSHOI(ハンマースホイ)」の今年の新色は、ベージュカラーが上品な「バーチ」。ケーラーのプロダクトは、カラーもサイズも豊富なうえ、置いておくだけでもサマになるので、インテリアに合わせて選んだり、ギフトにも良さそう。さりげなくクリスマスモチーフがあしらわれているクリスマス向けのテーブルウェアセットも素敵。
https://www.kahlerdesign.dk/
https://www.scandex.co.jp/kahler/



■ステルトン(デンマーク)
北欧デザインのジャグといって頭に浮かぶのは、このステルトンではないでしょうか。バキュームジャグ「EM77」シリーズに、「ダーク フォレスト」と「ローズヒップ」のニューカラーが登場。デンマークの豊かな自然の森の中で実るローズヒップ(バラの実)と、クリスマスツリーにも利用される針葉樹であるトウヒの木からインスピレーションを受けたカラー。また、バキュームジャグ「EMMA」シリーズで、ステルトンとミナ ペルホネンがコラボレーション!ミナ ペルホネンのスタンダードともいえる柄「tambourine」をあしらったポットがお目見えです。新しいのにどこか懐かしい、レトロとモダンが融合したキュートなポットは注目度大。(「tambourine」柄のオリジナルコースター付き)
https://www.stelton.com/
https://www.scandex.co.jp/stelton/


ステルトンの新色バキュームジャグ「ダーク フォレスト」と「ローズヒップ」の右に見えるのは、Vilhelm Wohlertが1957年にデザインしたレ・クリント社のウォールランプ、“マッシュルーム”こと「Model 204」。1957年に登場以来、初めての復刻です。今年のデンマーク・デザイン賞にノミネートされています。


■レ・クリント(デンマーク)

デンマークの著名な建築家P.V.イエンセン・クリントが紙を規則的に折って作るランプシェードを生み出し、今でもなお愛される照明ブランド、レ・クリント。コードを絡ませた姿がユニークなペンダントライトは、Sinja Svarrer Damkjærがデザインした「THE BOUQUET」シリーズ(左:「Model 130M3」/右:「Model 130M5」)。2008年にデンマークで発売されたモデルが、素材感のあるリネンのコードで再登場。この作品は、イタリアの街角の花屋で見かけた無造作に束ねられたチューリップの姿をヒントにデザインされたものだとか。レ・クリントが誇るシェードから漏れる、あたたかく優しい光にうっとり。また、Vilhelm Wohlertが1957年にデザインしたウォールランプ、“マッシュルーム”こと「Model 204」(上画像)は、今年2度目のデンマーク・デザイン賞にノミネート。「Comeback Of the Year」というカテゴリーでの選出です。
https://www.leklint.com/
https://www.scandex.co.jp/leklint/



インテリア ライフスタイル(Interior Lifestyle Tokyo)※終了しました
日程:2019年7月17日(水)~19日(金)
時間:10:00~18:00(最終日は17:00まで)
会場:東京ビッグサイト 西1・2 ・3・4ホール+アトリウム
http://www.interior-lifestyle.com

※来年は6月開催に戻ります
会期:2020年6月3日(水)~5日(金)
会場:東京ビッグサイト 青海展示棟

▼後編はこちら!
【特集】日本×デンマーク!文化や精神を分かち合うプロダクト インテリア ライフスタイル(後編)

▼ブログでは未掲載ショットも!
https://ameblo.jp/hokuwalk/entry-12510270441.html

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