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【映画】スパイとしてナチスに潜入したノルウェー人女優の物語『ソニア ナチスの女スパイ』(9/11公開)



近年、北欧でもいくつか、第二次世界大戦中のナチス占領下時代を題材にした映画が製作されてきました。デンマーク映画『ヒトラーの忘れもの』(2016年日本公開)やノルウェー映画『ヒトラーに屈しなかった国王』(2017年日本公開)などがありますが、ヒトラー本人が出てくるというよりも、その占領下で暮らす人々がどのように生き抜いてきたのか、知られざる彼らの心情を繊細に描いた作品が日本でも公開されてきました。

今年2020年秋に公開される映画も、ナチス時代に翻弄された実在の人物にフォーカスしたもの。ナチス占領下のノルウェーで、スパイとしてナチスに潜入していた女優のことが、2005年に解禁された関連文書から明らかになり、その真実を描いた実話『ソニア ナチスの女スパイ』が、9月11日(金)より公開されます。



ノルウェーの人気女優ソニア・ヴィーゲット。
彼女はなぜ、スパイになったのか?


第二次世界大戦中のナチス占領下のノルウェーで、女優として活躍するソニア・ヴィーゲット。彼女の人気に目を付けたナチスの国家弁務官ヨーゼフ・テアボーフェンは、彼女をプロパガンダに利用しようと画策。一方でソニアは、スウェーデンの諜報部からスパイとしてナチスに潜入することを要請されることになります。この頃スウェーデンはをナチ・ドイツを警戒し、情報収集に躍起になっていました。

ドウェイン・ジョンソン主演の『ヘラクレス』(14)やHBOの海外ドラマ『ウエストワールド』(16)などに出演し、国際的に活躍するイングリッド・ボルゾ・ベルダルが、ソニア・ヴィーゲットを熱演。監督は、長編『The King of Ping Pong(英題)』(08)でサンダンス映画祭グランプリを受賞したイェンス・ヨンソン。

脚本はエリック・ポッペ監督の『おやすみなさいを言いたくて』(2014年日本公開)や、『ヒトラーに屈しなかった国王』(2017年日本公開)でノルウェー・アカデミー賞(アマンダ賞)の脚本賞を受賞したハラール・ローセンローヴ=エーグとヤン・トリグヴェ・レイネランドが手がけました。

女優として活躍しながら、スパイとなってナチスに潜入した実在の女性ソニア・ヴィーゲット。なぜ彼女はスパイになったのか。彼女の運命は?第二次世界大戦の終結から75年経った今、歴史の裏側に隠された真実が明かされます。



ナチス占領下にあるノルウェー。中立のスウェーデン。
スウェーデンに各国のスパイが押し寄せていた時代。


人気女優がナチスのスパイに?
第二次世界大戦中のナチス占領下のノルウェーで、そんな事実があったなんて!衝撃と共に、いったいどんな風に?と怖いもの見たさのようなドキドキ感。

ノルウェーはナチスに占領されてしまったものの、隣国スウェーデンは中立を保っていました。当時のスウェーデンには各国のスパイがひしめき合い、周りの誰も信じることができないような殺伐とした状態だったそうです。このことにもかなりの衝撃を受けました。

実際、この女優スパイが登場したことによって、国や政治全体を揺るがすような大きな影響があったかといえば、そこまではないかもしれません。しかし当時、水面下で、いやもしかしたら、至るところで、こうした人を介した情報合戦が行われていた可能性も否めないですね。

誰かが出てくるたびに、「この人も、もしかしたらウソをついている?ソニアの敵?」と、物語が進むごとに見ているこちら側も徐々に疑り深くなってくるような。もし当時の人間だったら、本当に誰を信じていいのかわからなくなってしまう気がします。

白羽の矢が立ち、当時の渦に巻き込まれた有名女優の目を通して、その時代の背景や風景、当時を生きる人々の行動、心情が描かれている映画『ソニア ナチスの女スパイ』。激動の時代を生き抜いたソニア・ヴィーゲットの真実の物語、お見逃しなく!



【ソニア・ヴィーゲット Sonja Wigert (1913–1980)】

1913年、ノルウェー・ノトデン生まれ。ノルウェー国立工芸・芸術産業学校を卒業後、1934年に女優デビュー。1939年にスウェーデンの作家トルステン・ビルガー・アレクシスフォルデンと結婚し(後に離婚)、スウェーデンでも活躍するように。第二次世界大戦中にスウェーデンの諜報部に協力してスパイ活動に従事。戦後も女優として活動し、ノルウェー、スウェーデン、デンマークなどで多数の演劇や映画に出演。晩年はスペインのラルファスデルピで暮らし、1980年に他界。2005年に関連文書が公開され、戦時中のスパイ活動が公表された。



ソニア ナチスの女スパイ

監督:イェンス・ヨンソン
脚本:ハラール・ローセンローヴ=エーグ、ヤン・トリグヴェ・レイネランド (『ヒトラーに屈しなかった国王』)
出演:イングリッド・ボルゾ・ベルダル(『ウエストワールド』、『ヘラクレス』)、ロルフ・ラスゴード、アレクサンダー・シェーア、ダミアン・シャペル
英題:The Spy/2019年/ノルウェー/ノルウェー語/110分/カラー/シネスコ/5.1ch
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
公式HP:http://sonja-movie.com
Twitter:http://www.twitter.com/sonja_movie

▼予告映像
https://youtu.be/NPJ3n6bfbT8

2020年9月11日(金)、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

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(2020年08月06日更新)
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