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【イベントレポート】二国が育むあたたかな交流にワクワク!アイスランド大統領夫妻来日レセプション


10月22日の天皇陛下の即位礼正殿の儀をはじめ、数々の行事に出席されたアイスランドのグズニ・ヨハネソン大統領(以下グズニ大統領)とエリーザ・リード大統領夫人(以下エリーザ夫人)が来日。アイスランド帰国前日の晩に開催されたアイスランド大使館でのレセプションに行ってまいりました。


左からグズニ・ヨハネソン大統領、エリーザ・リード大統領夫人、エーリン・フリーゲンリング駐日アイスランド大使(エリーザ夫人、エメラルドグリーンのドレスがお似合いでした。エーリン大使はいつもキリリとしたスーツ姿をお見かけしていましたが、この日はフェミニンなロングワンピース姿。素敵です)


グズニ大統領は、「今回、天皇陛下の即位の礼に招待していただき、その瞬間に立ち会うことができました。アイスランドに居たときから、妻と一緒に日本に来るのをとても楽しみにしていました。皆様にお会いできて嬉しいです」と挨拶。安倍総理大臣との会談や東京大学での講演会といった過密スケジュールをこなし、レセプションでは夫妻ともに、リラックスした雰囲気で歓談されていました。

会場を見渡すと、著名な政治家をはじめ、ビジネス、オリンピック、教育、駐日大使をはじめとする北欧関係者など、かなりの人数が!「こんなにたくさんの人が(大使館の会場に)一度に入ったのは初めてかも」と大使館関係者。



アイスランドと日本は地熱エネルギー関連など、ビジネス面でも交流が見られますし、最近では、アイスランド産のラム肉やクラフトチョコレート「Omnom(オムノム)」(期間限定販売の模様@スパイラル)といった食品も日本に入ってきています。北欧5カ国の大使も揃い踏みだったかと(今年は、スウェーデンとノルウェーとデンマークの駐日大使館で新しい大使が着任されました)。

「アイスランドは観光地として、今凄く人気があるよね」と、アイスランド料理をもぐもぐされていたフィンランドのペッカ・オルパナ大使(まだアイスランドには行ったことがないそうです)。来日していたフィンランドの大統領夫妻はすでに日本を発たれたようで、ホッとされている様子でした。

オリンピック関係では、キャンプ地となった東京都多摩市の市長をはじめ、先日の取材以来の多摩チームの皆さんと再会。素晴らしい機会なので、色んな交流がアイスランドと多摩市で生まれるといいですね。北欧区もアイスランド選手団の皆様にお話を聞きたい……!と勝手にワクワクしています(笑)

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教育関係では、元東海大学文学部北欧学科の教授の森信嘉先生にお会いしました。特にノルウェー語とアイスランド語を専門とされる先生は、現在フリーで講演会などでも活躍されています。レセプションの翌日には、早稲田大学での特別セミナーにも登壇されました。

これだけさまざまな分野の方が集まったアイスランドの場は初めてで、本当に刺激をたくさん受けました。中でも、アイスランドに7年間住んでいたという日本人男性のお話はとても面白かったです。現地でいう中学と高校の先生をしていたとか。

日本語も少し教えたことがあるそうですが、なんと現地で教えていた科目は「英語」。帰国してからは米系企業に勤務されていたようで、アイスランドとの関わりはなかったようですが、「アイスランド語は忘れない」とのこと。1980年代にアイスランドで日本人だなんて、珍しがられたのでは?と聞くと、「日本人というより、どこかの外国の人、という感じで見られていたかもね」と話していました。



最後に大統領夫妻にお声がけして、エーリン大使とのスリーショットを撮らせていただきました。「日本はいかがでしたか?」とエリーザ夫人にお聞きしてみたところ、「素晴らしかったわ」とにっこり。柔らかな笑顔に癒されます。アイスランドと日本の今後の素晴らしい発展と相互の素敵な交流に乾杯!Skál! Takk fyrir!


会場では、アイスランド産グルメがずらり!塩漬けの魚卵や、トナカイ、ラム、オヒョウなど。肉にはりんごやキノコが添えられており、お酒のお供にぴったりの一品が揃っていました。デザートはキャラメル風味のクリームが乗ったスキール。美味しかったです。口の中をさっぱりとさせてくれました。



(2019年10月31日更新)
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