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【映画】夏と冬の美しいフィンランドが舞台!ていねいに描かれた純愛物語『雪の華』(2/1公開)




歌手・中島美嘉さんの代表曲のひとつで、2003年に大ヒットし、数えきれないほどカバーされてきた名曲「雪の華」。エモーショナルに歌い上げる中島さんの名曲が、15年の時を経て映画となって、来年2月1日に公開されます。

日本とフィンランドが舞台になる映画が制作されているという話を、筆者が聞いたのは昨年のこと。2006年に公開された『かもめ食堂』以来の、フィンランドが舞台となった日本映画に心が躍りました。それも、正統派ラブストーリー!(なんと!)

主演は中条あやみさんと登坂広臣さん。中条さんが演じるのは、余命1年を宣告され、全てを諦めかけていた女性・美雪。彼女の夢は、両親が出会ったフィンランドでオーロラをみること。そして、最初で最後の恋をすること。登坂さんが演じるのは男手ひとつで姉弟を育ててきた、ぶっきらぼうに見えるが心優しい青年・悠輔。彼の働く店が閉店のピンチに陥っていると知った美雪は、100万円を出す代わりに1カ月恋人になってほしいと驚きの提案を思いつきます。何も知らない悠輔は、戸惑いながらも美雪の提案に応じることに……。





日本とフィンランドが舞台の『雪の華』は、冬と夏の両方のフィンランドの映像が本編の半分を占めているといいます。試写でご一緒したフィンランド関係者の皆さんからは、夏の美しいヘルシンキの景色に、「私たちの母国フィンランドをあんなにきれいに撮影してくれてありがとう」といった思いで見ていた模様。天気が悪いことも多かったはずなのにと、母国の映像にとても嬉しそうにされていたのが印象的でした。

フィンランドデザインのものなども、映画だからあえて、ではなく、さりげなく普段のフィンランドの生活の一部といった形でチラリと映り込んだりしているところがとても自然でした。また、ヘルシンキでの朝市といった人が多いシーンでの撮影でも、現地の人々が快く理解を示してくれたとの撮影エピソードも。穏やかな国民性に救われる場面も多々あったとのことです。



また、冬のフィンランドはラップランドのレヴィという街で撮影されました。ここはフィンランドのウィンターリゾートでもあり、オーロラスポットでもあります。マイナス温度の雪深い中での撮影は、登坂さんや中条さんをはじめ、撮影隊にとって相当過酷なものだったようです。

試写の際、フィンランドチームをざわつかせていたのが、現地の人が登場し、セリフを放った瞬間。後でその理由を聞いたところ、絶妙な北部訛りだったようで、かなり臨場感ある!本物だ!と盛り上がっていました。フィンランド語が理解できる方ならきっと、この北部訛りのシーンも見どころですよ。



劇中楽曲は、葉加瀬太郎氏が初挑戦。ヴァイオリンのせつない音色が映画に彩りと深みをもたらしています。脚本は『8年越しの花嫁』の岡田惠和氏、監督は『orange-オレンジ-』の橋本光二郎監督。中条あやみさんと登坂広臣さんが醸し出す距離感、空気感が素敵で目が離せません。日本からカップルで行く旅行者が増えそうな予感大!

静かに、ゆっくりと。あたたかく、じんわりと響く、直球ラブストーリー『雪の華』。ていねいに描かれた物語は、寒い冬の日本を温めてくれる作品になることでしょう。

来年は、日本とフィンランドの友情がますます深まる、外交関係樹立100周年の記念の年。フィンランド人が思わずホームシックになってしまう(!)美しい景色が次から次へと広がる映画『雪の華』は、2019年2月1日(金)公開!

【ストーリー】
余命1年を宣告された美雪(中条あやみ)はある日、ひったくりに遭ったところを、ガラス工芸家をめざす青年・悠輔(登坂広臣)に助けられる。悠輔が男手ひとつで妹弟を育てていること、そして働く店が危機に陥っていると知った美雪は勇気を出して、「私が出します、100万円。その代わり1カ月、私の恋人になってください」と持ちかける。何も知らないまま、“期間限定”の恋に応じる悠輔だったが……。




雪の華
キャスト:登坂広臣、中条あやみ、高岡早紀、浜野謙太、箭内夢菜、田辺誠一
主題歌:中島美嘉「雪の華」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
監督:橋本光二郎
脚本:岡田惠和
音楽:葉加瀬太郎
配給:ワーナー・ブラザース映画
http://wwws.warnerbros.co.jp/yukinohana-movie/
(c)2019映画「雪の華」製作委員会

2019年2月1日(金)全国ロードショー

▼予告動画
 



(2018年12月25日更新)
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