昨日17日より、「MOOMIN!ムーミン STORY」が松屋銀座8階イベントスクエアにてスタート。日本初公開となる特別展示「MOOMIN MUG STORY」をはじめ、300アイテム以上という驚異的な品揃えとなる「ムーミングッズ」コーナー、さらには、ムーミンの絵本の世界が体験ができる高さ1800mmパネル『それから どうなるの？』（講談社）など、多方面からムーミンの世界を楽しめる内容となっています。
特別展示「MOOMIN MUG STORY」の会場入口には、アラビア ムーミンマグを26年間手がけてきた陶芸家でデザイナーのトーベ・スロッテさん、フィスカルス社ムーミン担当ノーラ・ハータイネンさんが登場。ムーミンとミイが見守る中、駐日フィンランド大使館報道・文化参事官のマルクス・コッコ氏らにより、オープンを告げるテープカットが行われました。
2014年にアラビアギャラリーで開催されたムーミンマグの展覧会をもとに、特別展示として披露されるのは、1990年から現在にいたるまで制作されたムーミンマグ全73点。すっきりとした会場内は、ムーミンマグの歴史と奥深さを感じる内容。初めて目にするレアなマグを羨望の眼差しで眺めながら、これ持ってる！と、ついマイマグと同じものを探して楽しむこともできる展示になっています。
ムーミンマグだけでなく、イッタラのグラス、ハックマンのカトラリー、フィスカルスのハサミなどのデザインも手がけているスロッテさん。自身も幼い頃から、ムーミン絵本『それからどうなるの？』が大好きだったとか。オープニングの挨拶の中で、アラビアからムーミンマグのデザインをやらないか？と声をかけてもらったことが、ムーミンマグに携わるきっかけだったと話していました。当然、ムーミンが大好きなスロッテさんの答えは一つ。そこからスロッテさんのデザイナー人生を語る上で欠かせないムーミンマグとのお付き合いが始まりました。
十字屋ホールで開催されたトークショーの模様。ムーミンマグに関するエピソードから、トーベ・ヤンソンと出会ったときのことなど、大変濃い内容に。（一番右がトーベ・スロッテさん）
昨日午後に行われたムーミン研究家である森下圭子さんの通訳、講談社ムーミン担当編集者の横川浩子さんの進行で行われたトーベ・スロッテさんのトークショー。「脇役のキャラクターは、物語に出てくる絵そのままをマグのデザインに使うと、なんだか感情が伝わらず、雰囲気も出ない。制約はたくさんあるけれど、それは腕の見せどころなんです」と、ムーミンマグ制作に携われる喜びやその魅力を話してくれました。
トーベが表現するムーミンの世界観を大切にし、デザインは手描き。1つのマグが出来上がるまで、1年半かかるとか。たとえば、こちらのスニフのマグ。左のプロトタイプのものと比べてみてください。
「スニフ（プロトタイプ）」（左）／「スニフ」（2008年）
スニフの場合、ネコを持たせてみたことで、キャラクターが立ち、より生き生きとした表情に見えます。この特別展示は、そんな深いマグの物語を感じることができる貴重な機会となっています。
特別展示「MOOMIN MUG STORY」の会場を出たところに開設されたアラビア「ムーミンマグショップ」では、本催事限定のレアなプレートや、先行発売となる今年のウィンターマグなども手に入れることができます。また、ムーミンマグに描かれている絵柄を初めて使用した催事限定商品をはじめ、ファッションアイテム、キッチグッズ、ステーショナリー、クッキーやコーヒーなど、豊富に揃ったアイテムも魅力。北欧のグッズ・ブランドが集結した「北欧フェア」も同時開催中です。（北欧フェアは10/5迄）
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| 左：「ムーミンコレクターズプレート」 （ファッツェルとデイ ドリーミングの2種）／ 右：ウィンターマグ2015 | 300アイテム以上のムーミングッズ大集結。 クリアファイルやレターセットほか、催事限定 グッズのコーナーも充実！ | |
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| 「ムーミンスタンド」が期間限定でオープン！ 限定ドリンクやスイーツが楽しめます。 | 「北欧フェア」の各ブランドも見逃せない！ |
巨大パネル絵本『それからどうなるの？』（講談社）は、顔を出したり、穴をのぞいたりして楽しめます。
こちらは写真撮影はOKなので、来場の記念にいかがでしょう？
ムーミン出版70周年記念
「ＭＯＯＭＩＮ！ムーミン ＳＴＯＲＹ」
会期：2015年9月17日（木）～23日（祝・水）
時間：10時～20時（最終日17時閉場）
会場：松屋銀座8階イベントスクエア
※入場無料
※同時開催の「北欧フェア」は、10月5日（月）まで（最終日17時閉場）
© Moomin Characters ™
【9/17-23】ムーミン出版70周年記念「MOOMIN! ムーミン STORY」開催！
※トーベ・スロッテさんに個別でインタビューのお時間をいただきました。記事は後日！お楽しみに！
